今年の社会保険労務士試験が、先日(令和3年8月22日)ありました。
毎年、私たちの会社では、6〜7名ほど受験します。
試験を受験するすべての人が、何日も何日も、何時間も何時間も、何回も何回も、問題集や参考書を繰り返し見ては学習し、過ぎていく日々の早さに焦燥しながらも、取り組んできました。
試験がおわった後、受験したみんなに声をかけ、労いのメッセージを送りました。
みんなからは、「力を出し切った」とのコメントや、「気持ちを切り替えてチャレンジを続けていきます」と、前向きなメッセージをいただきました。
労い励まさなければいけない私の方が、何か大きな勇気をもらってところです。
仲間っていいですね。
ともに認め合い、高めあえる関係。
そんな会社でありたいなと強く思います。
ひとつご紹介させてくださいませ。
僕が所属しております「志伝塾〜人本経営を目指して」の塾長であります、小林秀司先生のブログ記事をご紹介させてくださいませ。
社労士試験について、僕も共感するメッセージでございます。
*****************************
今週、今年の社労士試験が行われました。試験科目の中に「労働の一般常識」という科目があります。
企業の人事労務に関する今日的課題を問うというのが一応の科目の立て付けです。
受験者は労働白書や労働統計、また働き方改革の動向や人事マネジメントの手法などに注目して対策を立てます。
今年は、雇用助成金が集中的に出題されたようです。
添付したのが選択式といわれるキーワードを充てる問題の解答。
実務をしている社労士は合格最低ラインといわれる3問正解は容易でしょうが、受験生にとってこれは盲点だったらしく得点が伸びず、これで落とされる者が続出する情勢になっているという。
労務管理というテーマからしたら、雇用助成金なんて傍流もいいところの範囲だからやむを得ないと思います。
今の時代、人の専門家としての国家資格を問う労務問題としては、助成金などでなく、「人を大切にする経営」について真正面から取り上げてほしかったし、そうあるべきではないのかと残念に思いました。
厚生労働省は、社労士を企業内に幸福度を増進させる専門サポーターとして役割期待しているのでなく、政策誘導するための助成金屋に仕立てる気満々なのだということがもろに見えてきます。
思えば、自分が12年前から労働紛争のない健全な企業社会づくりに貢献することを社労士のミッションとして人本経営の伝道にまい進してきた過程にあって、「それはいい、ぜひ協力してほしい」といってきた行政機関は、ほとんど厚生労働省でなく経済産業省系でした。
これが現実です。
だとしたら、実務の世界でやるだけです。
人を大切にする「いい会社」づくりのサポートにさらに全力を傾けて社労士の存在価値を高めていってやろうと改めて火がつきます。
幸いに、その思いに全国から、同志も続々と参集してくれています。これからも、まっすぐに前を向いて進んでいこうと思います。
※写真は、お客様から頂いたトウモロコシです。おいしい!