最近、「何者でもない自分」についてよく考えます。
自分の経歴も、
持っているものも、
周りの人間関係も、
国籍も名前も、
全てなくなった何者でもない自分を私はどう感じるだろうか、と何度も考えます。
最初はそんな自分を想像しただけで怖かった。
なにもない、何もできないという無気力感はとても恐ろしいものです。
でも不思議なことに、何度もイメージしていくうちに徐々に変わるタイミングがやってきます。
最初はかたくなだった怖さも徐々に薄れて、何者でもない自分の方がなんだか軽く感じるんです。
むしろ何かになろうとして、いろんなもので自分を武装して人と関係を築こうとする自分の弱さのほうが目につくようになりました。
その弱さすら温かい目で見れるようになれば、こっちのもんです。
何者でもない自分を一番に受け入れて欲しいのは、自分自身。
今はようやくここまで答えがでています。
そして何者でもない自分から将来や他の人とのこれからを築いていけることの喜びを日々実感しています。
他人は自分の鑑です。
そして私たちは人の間を生きていくいきものと書いて、「人間」です。
言ってしまえば、自分との関係も他人との関係も同じように人間関係。
自分を大切にすることと他人を大切にすることに格差があってはいけないのです。
誰かを犠牲にするのでもなく、
自分を犠牲にするのでもない。
互いを大切に思いあえる選択肢を選び続けていけるよう、これからも毎日に感謝して過ごしていけたらと思っています。
※この文章は、当社の社員さんが書いてくださいました。さやちゃん 素敵な文章をありがとう!