会社を経営するために大切なこととはなんでしょうか。
22年間、経営者をしておりますが、今でも本質的なことは何だろうかと考えたりしています。
そんな悩みを解決してくれるかのように、画像にあるこの本を読んで、「これだ!」と答えを教えてもらった感じがしました。
この本のタイトルは、「僕たちはみんなで会社を経営することにした」といいます。(久本 和明 著)
本の内容ですが、社員一人ひとりが、自立・自走して幸せに活動できる組織を目指すべく、色々な取り組みをされてきたというお話しで、うまくいったことも、失敗したエピソードなども書かれているものでした。
著者の久本 和明さんは、「どのようにすれば、経営者も社員もお客様もみんなが幸せな関係がつくれるのか。
この問いに日本一向き合って、仮説検証しまくりました。ティール組織ぶっちゃけやってみたらこうだった、という本を赤裸々に書きました。この本も答えの一つでしかありません。」
これからも、人々の毎日に、幸せや歓びや感動の溢れる世界をつくるをコンセプトに掲げる私たちは、100年後の子供たちにバトンを渡すために、持続性と可能性に満ち溢れる幸せを問い続けていきたいです。」と仰っています。
「みんなが幸せになるために」という、「業績軸」ではなく、「幸せ軸」での考え方なのだろうと感じました。
この思いを形にするべく、取り組んでみて良かった点と、悪かった点も書かれています。
◯10のメリット(取り組みをはじめて3〜4年後)
1マネジメント90%不要
2人間関係のトラブルや悩みが90%消滅
3経費削減。利益アップを自主的に考えるので自然と利益アップ
4自主的に80%の経営課題が解決。自主改善。
5従業員満足度90%まで上昇。離職率が大幅にダウン。
6経営者としてのあらゆるストレスが90%減る。
7経営者の予想を超えるアイデアが出る。
8人が自然と育つ
9創造性が高まり10倍奇跡が起きる。
10世代交代ができ、100年続く組織になる。
◯5つのデメリット
1事業も社員も思い通りにならない
2私利私欲なお金の使い方はしにくい(会計のオープン)
3経営者の目標と会社の目標が必ずしも一致しない
4会社が自分の願望や欲望を100%叶える場にならない
5はじめの1〜2年は(土壌を育てるため)売り上げ成長が止まる。また、導入にあったての反対者との折衝が発生する。
この本での学びを少しでも実践していきたいと思います。